コーヒーを送ってくださいました。
仙台のホシヤマ珈琲店というところのです。
ホシヤマ珈琲店は、本店が仙台三越のまん前にあって、
私も行ったことがあります。
それはそれは優雅な店内です。
家具は松本民藝家具、
ずらりと並ぶ美しいコーヒーカップ。
ホームページありました。
http://www.hoshiyama.co.jp/shop_honten.html
こういう落ち着いた喫茶店、少なくなりましたよね。
安くておいしいコーヒーをカウンター提供する店が
どんどん増えて、
少し値段は高いけどゆったり過ごせる店が
押されてしまっているようです。
国家試験の勉強をしていた頃、
食べる、寝る、お風呂にはいる以外の作業を
全て削っていました。
誇張でもなんでもないんです。
たとえば、
うちから徒歩2分のスーパーへ買い物に行くこともせず、
生協の個人宅配を利用。
まな板洗う手間を省くために、
調理ばさみで切れる野菜だけを使う。
ご飯は炊く手間とお釜を洗う手間を省くため、
チンして食べるパックご飯を大量にストック。
そんな生活を2年近く続けていました。
料理すること、食べることが大好きな私にとって、
あれはもう絶対に戻りたくない世界です。
人間らしくないもの。
あ、何が言いたかったかというと、
そんな極限生活最後の頃、
2週間に一度ぐらい、息抜きに出かけていました。
(もう学校の授業もない時期で、
家でひたすら机にかじりつく日々。)
仲良しの友だちの車で、
2駅先にあるお気に入りの珈琲店へ。
そこで30分ぐらい過ごします。
香り高いコーヒーにうっとりし、おしゃべりして。
もちろん、往復の車内は勉強会です。
運転している友だちに、私が問題を出すのです。
でも、あの30分だけは勉強を離れました。
私にとってあのお店は、とても貴重な空間でした。
名前、すっかり忘れてしまって、
今どうなっているかもわからないのですが。
そのお店もどっしりとした木づくりの内装で、
美しいコーヒーカップがずらり。
挽きたてのこだわりコーヒーと
手作りケーキがありました。
もしあれが、ド○ールコーヒーかス○ーバッ○スだったら、
私は癒されはしなかったでしょう。
そうです、雰囲気のある喫茶店は残るべきなんです。
でも消えていくのは、
都内では、採算が合わなくなるからでしょうね。
Mちゃんの娘さん夫婦が、
去年から仙台郊外でお店をやっています。
まだ行ったことがないので、
今年の秋こそはと思っています。
そのとき、ホシヤマ珈琲店にも寄ろうかな。
十年以上前に、母を連れて行ったきりだから。
今、これを打ちながら飲んでいるのは、
いただいた3つのうち、
「プレシャス・メモリー・ブレンド」というものです。
precious memory …大切な思い出
という名のコーヒー。


正直言ってそんなに、「旨い!」ってもんじゃない。
(個人的な嗜好なんですけどね)
でも朝、目覚めに香りがただよってくると、幸せ。
落ち着いた喫茶店で、いろんなカップが目の前に並んだカウンターに座ってると、幸せ。
わたしにとってのコーヒーは、それのある空間すべて、なんだなあ・・。
「それのある空間すべて」…同感です。
そして、程よく放っておいてくれるお店の人。
最近、そういうお店に行っていないんです。